コラム

2023/04/21 14:16


除菌・消臭用に次亜塩素酸水溶液を購入する際、
結局どれがいいのかよく分からず迷われる方が多いのではないでしょうか?
「次亜塩素酸水ならどれも一緒でしょ?」と思う方も多いかもしれません。
 

まずは次亜塩素酸水の主なチェックポイント

●除菌力の要となる有効塩素濃度「ppm(ピーピーエム)」
●次亜塩素酸分子の含有量において重要となる、液性「pH(ペーハー)」
●使用(保存)期


ー生成方法ー

電気分解方式は、水に専用の電解添加剤
(塩化ナトリウムや塩化水素又は両方の混合液をごく微量添加し、電解槽にて電気分解して生成します。)
混合方式は、水に次亜塩素酸ナトリウムと塩化水素(pH調整)を混合して生成します。


ー電解式ー
希塩酸を電気分解して生成します。
●10~100ppm
pH7.5 以上 弱アルカリ性
●使用期限 3時間~1週間


メリット :機械でその場で作り、即使用する場合には有効です。

デメリット:劣化速度が早く、保存やスプレーでの利用、製品販売に向かない。
      また、腐食が激しく高濃度を作るのが困難です。


ー混合式(TR+)ー
次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸と水を希釈混合します。
●250ppm
pH6.75~6.8 ほぼ中性
●使用期限 約1年~約2年(保存環境により劣化します)

メリット:電解法より劣化速度が遅く、ある程度備蓄が可能。
デメリット:酸性とアルカリ性を混ぜるため、製造時には注意が必要。
      

上記のとおり、TR+はpH6.75~6.8

中性域で肌にも環境にも優しい除菌水です。

※中性域のpH7より低いまたは高いほど身体に危険になります。



また、濃度50ppmで菌・ウイルスの除菌、消臭効果は発揮しますが、
感染力の強いコロナウイルスは100ppm、ノロウイルスは200ppmなければ効果がありません。


使用用途に合わせて水道水で希釈できるTR+で効果的かつ安全な除菌資材の正しい知識・情報が広まり、
少しでも多くの方々に感染対策・消臭対策にご活用いただけるようになればと願っております。


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